個人的体験と主観による記事になります。プロモーションも含まれます。

アフィリエイトは稼げない 2020年版

タイトルどおり私はアフィリエイトは稼げないと考えています。

 ※ここで”稼ぐ”とは、これだけで生活するという意味です。

 

1.参入障壁がない

理由としては、誰でも、サイトやブログを作ってASPに登録すれば、すぐにでもはじめれるので、参入障壁もありません。だから、競合が多くなりました。その結果、検索にアフィリエイトサイトが乱立しています。ちなみにアフィリエイトサイトの運営者はほとんどがそのジャンルや商品の専門家ではなく、ただの素人です。

 

多くのアフィリエイトサイトは似たり寄ったりのサイトで独自の切り口やコンセプトもありません。だから、検索者はサイトを訪れるかどうかは検索順位で判断しています。

 

商品を購入する人を呼び込むためにグーグル検索、ヤフー検索で、特定のキーワードで上位(1位)を取る必要があります。なので、記事をたくさん書いて、その記事一つ一つ検索上位になって、できるだけ多くの検索者に訪問してもらうよう施策をしています。

 

2.SEOの競争基準が変わった

しかし、最近、アフィリエイトサイトが検索順位の上位(1位~3位)に載らなくなってきました。その理由は、出版社、ベンチャー企業などが運営するサイトが検索上位になったからです。アフィリエイト目的ではなく、自社のサービスまたは商品、あるいはブランディングのためにサイトを作って、適当な専門家に監修してもらって記事を作成しています。

 

競争基準がコンテンツの量(記事数、文字数)からコンテンツの質(誰が書いたのか、専門家、有名人)へシフトしていっています。

 

アフィリエイターには強みがないので、コンテンツの量を増やすことばかりをしていますが、出版社は専門家(著者)への人脈が強みで、それを使ってオウンドメディアを運営しています。また、ベンチャー企業は多くの資金を投じて、コンテンツの量、質ともに上げています。

 

当たり前ですが、素人が作っているアフィリエイトだけの目的のサイトよりも、出版社、ベンチャー企業などが作っている専門家のサイトの方が情報に信頼性があります。

 

※GAFAが提供するプラットフォームでビジネスをするのは非常に難しいです。こちらからコントロールすることが不可能だからです。なぜサイトの順位が下がったなどわかりようがありませんし、確かめる方法もありません。検証するにしてもいろんな要素が噛合ってどの要素が重要なのかわかりません。

 

3.収益方法に問題がある

情報の信頼性よりも一番問題なのはアフィリエイトサイトの収益方法です。

アフィリエイトは成果報酬型なので、売れたらそれだけお金が入る歩合制です。新規購入者のみの報酬ですので、次がありません。だから、自分のアフィリエイトサイトで購入してくれた方を放置にして、次々と新規購入者を開拓するしかありません。検索順位に依存します。つまり、アフィリエイトサイトは既存購入者には何もアクションできません。さらにその場で購入してもらうために、誇大広告で売りつけています。この技術がコピーライティングになります。一回限りの顧客なので、嘘をついてでも、商品やサービスに実物よりも魅了があるよう訴求しています。そうじゃないと、別のサイトから購入されて、自分の報酬にならないからです。その結果、顧客も満足度の低い購買経験をしてアフィリエイトサイトや商品販売会社へのクレームや悪いレビューなど書いたりします。次は利用されないです。

 

顧客との関係がなく、グーグルのプラットフォームに依存しているので、非常に不安定な商売です。

 

出版社やベンチャー企業のサイトはアフィリエイト収益のサイトではないので、新規購入者を開拓しつつ、既存購入者へしっかりとアクションをして、顧客との関係をしっかりと構築しています。だから、安定しています。

 

それと、もともとアフィリエイトの仕組みではアフィリエイターは稼げないようにできています。この仕組みは広告主とASPが稼ぐ仕組みです。ブログをやっていてお金が欲しい人に宣伝をほぼただ(人件費ゼロ)でやらせるようなシステムを作っています。成果報酬型だからです。なので、市場の規模大きくなってもASP側はコスト(人件費)がかからないですし、規模が小さくなっても、社員の首を切る必要がありません。その分アフィリエイターにしわ寄せがきています。ウーバーイーツと同じ仕組みです。

 

ただし、広告主側も月額利用料4万円~5万円+アフィリエイト報酬の30%をASPに毎月支払っています。なので、売り上げが上がれば上がるほどコストがかさみます。だから、最近、オウンドメディアが流行っています。脱ASPですね。グーグルが、公式ホームページやE-A-Tなどの記事の質を重視することによって、アフィリエイトサイトよりも専門家のいる公式のサイトが上位にでるようになっています。そのことから、自社のサイトでASPやアフィリエイターを通さずに商品を売る方がコストが掛からないですし、売り上げが上がっても少しもコストはかかりません。さらに広告だけではなくPR活動にも使えます。それとアフィリエイトサイトだとほぼ必ずいつかは検索圏外に飛びますが、オウンドメディアはほぼ飛びません。一つ一つの記事が資産記事になるということです。

 

アフィリエイトの今後について

現在、稼いでいるアフィリエイターは外注により記事作成、サイト作りをしています。ですが、今後、グーグルは記事の質(E-A-Tなど)を重視することから、アフィリエイターとアフィリエイトサイトはかなり厳しくなると考えています。監修者のいる記事が上位に出ていることからの推測です。。。ツイッターではいろんなアフィリエイターがいて、noteやbrainでアフィリエイト攻略の情報販売していますが、実際にほんとうに稼げている方何人いるのか不思議です。検索順位で出版社やベンチャー企業のサイトと戦えるアフィリエイターが何人いることことやら。

 

さらに、今回の新型コロナの影響を広告業界でも受けています。一番コスト削減できるのが販売促進費や広告宣伝費です。デフレなので、モノやサービスが売れず、広告の効果も薄いです。リーマンショックの時期も広告主が減り、アフィリエイト報酬も減少したと聞いています。

 

 

 

 

afi-vision.com

 

 

アフィリエイトはお小遣い稼ぎの副業の手段なら良いですが、本業で稼ぐのは難しいです。あたりまえですが、他人が考えたビジネスをやっても稼げません。

 

「起業したいのですが、どうすればいいですか」「何で起業すればいいですか」などのバカな質問が良くネット上にあります。“起業するため”という目的自体間違っています。目的と手段が逆になっています。“何かをやりたくて”、起業するはずです。”その何か”が現在所属している企業ではできないから、独立して起業をします。”その何か”が企業内でできるのなら社内起業します。そちらのほうがリスクもありません。”自分のやりたいこと”でどのように収益を得て、持続させるのかを自分なりに考えることが重要になってきます。他人に聞いても意味がありません。

 

多くの本業アフィリエイターは情報販売をしている。

 

現在、多くのブログで●●●万円稼いだと書いている方たちがやっている方法は、以下の通りです。

 

アフィリエイトで数十万円稼ぐ→その報酬画像を公開し、情報発信(情報商材販売)、サロン、講演会、コンサルを袋とじのやり方で情報弱者に売る

 

noteでは、タイトルが『月収●●万円 記事の書き方』などが5000円~から売られています。

 

“月収●●万円”がタイトルにあることによって、価値が全くない情報(ググればわかること)を数千円あるいは数万円で売っています。具体的な数字を書くことでイメージさせることで訴求しています。コピーライティングのテクニックのうちの一つです。

 

その情報の中身は記事の書き方、キーワードの見つけ方、など少しネットで調べれば誰でもわかることです。特に酷かったのが、noteで『月収5万円以上アフィリエイト稼ぐ、中古ドメインの見つけ方』というもの過去にありました。中身は、中古ドメイン販売屋さんで購入するというクソの情報です。具体的な数字は意味がありません。月収0円だろうが、100万円だろうが情報の中身は変わりません。

 

 情報弱者をどのように集めて、何を売れば儲かるかなど以下の資料を読めばわかります。

https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_200318_0001.pdf

 

www.nhk.or.jp

 

情報弱者へのアプローチは基本的にブログやtwitterです。現実世界で情報商材を売るとヤバイ奴と思われます。金に困っている人たちを集めて、その方たち(養分)に情報商材を売りつけます。また一人で何万人へとアクションができるのがネットの強みです。100人に1人(情報弱者)がLINEやメールマガジンに登録します。DMの反応率1%と同じです。どれだけの人数にアプローチできるかと金儲けの方法を教えてくれると本当に思っているリストを集めることが肝になるわけです。LINEやTwitterは常に注意しておいたほうがいいです。

 

そして、質の良いリストを集めたら、商品を売りつけます。

 

商品は”楽して金儲けできそうな方法”(楽して金儲けができそうな雰囲気のもの。たとえばアフィリエイトせどり、アマゾン転売、輸入などなんでもOKです。)になります。

 

もちろん、あたりまえですが、その商品を購入しても稼げません。

 

だから、ブログやアカウントに対して、クレームや非難が殺到するので、何度か情報商材やコンサルを購入させた後、そのアカウントを売るかして、新しいアカウントを作りまた同じようにリストを集めて、稼ぎます。

 

多くのブロガーはアフィリエイトではなく、情報商材、コンサル関連で稼いでいるのが現状です。この稼ぎ方は参入障壁が異様に低い(ただし、詐欺みたいな稼ぎ方なので、心理的参入障壁は高いですが。物理的にはSNSのアカウントやブログを作るだけです。特殊な技術は入りません)ので、今後もこのようなブロガーはいっぱい出てくることが予想されます。その結果、最終的には飽和し差別化も難しくなるはずです。独立してまでやることではないと私は思います。