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情報商材から見えてくるE-A-Tが重要な理由とステマサイト=アフィリエイトサイト?

今回もなぜE-A-Tが重要になってくるのか具体例とともに解説します。

 

前半では情報商材について長々と語っていますので、面倒な方は後半からお読みください。それでは、はじめます。

 

あるアフィリエイトサイトがあります。

https://geko-kokufuku.net/

 

以下の情報商材を扱っています。

 

「アルコールパッチテストで医者に下戸認定された アルコール代謝能力無しの下戸な私がたった2時間で酒豪になり 二日酔いにもならなくなった極意のご案内」

https://syugou01.com/

 

という情報商材があります。かなりタイトルが長い商材です。(笑)

 

この1年間でコンスタントにインフォトップのランキングで上位を占めています。

 

価格は24,800円(2019年12月14日)という高額な金額です。

コンセプトとしては“お酒に強くなる方法”が書いてあるそうです。

 

内容は先ほどのアフィリエイトサイトにて書いてあります。

 

http://archive.ph/aFA0u

 

 まず、すごくショぼそうです。514ページあるそうですが、文字が大きく行間が非常に開いていて水増しでページ数を増やした感じだと思いました。画像を見る限り7行で1ページ分使っています。非常にチープすぎて、バカ以外こんなもの誰も買いません。先ほどのアフィリエイトサイトでは401人はこの商材を買っているそうですが、一定の良識がある人ならば「違和感を覚えて」買わないはずです。それだけにこういう人たちがいるから、未だに情報商材の市場があるわけです。

 

しかも、2種類の何かを組み合わせることによって“お酒に強くなる”そうですが、その内容は5章で50ページに満たないそうです。全体の10分の1のページなので、あとの9割はお酒に対してのウンチクやら経験です。ただ、著者自身が試したことで効果があったことですが、これは医学的根拠はなく、個人的経験談ですので、他の人たちには参考にならないのではと思います。誤った一般化です。それに、情報起業家自身、医者でもなくただの一般人で、個人的にサプリメントや健康食品などを試した内容をまとめた内容ですので、読み物としてはおもしろいかもしれませんが、効果を期待してわざわざ24,800円を払って買うような内容ではないです。

 

お酒が弱い方には最近発売された、葉石かおり 浅部伸一(監修)さんの『酒好き医師が教える最高の飲み方』をお勧めします。お値段も1400円(税抜)で24,800円と比べると非常に良心的です。

 

一般常識ですが“お酒に強くなる方法”はありません。以下のサイトでご確認下さい。

 

www.suntory.co.jp

www.sapporoholdings.jp

 

 つまり、消費者は、お酒に強くなるために購入しているのに、そのニーズ(お酒が弱いのを何とかすること)を達成できないということです。アフィリエイターも自分の願望(金銭目的)だけでやっているので、購入者の気持ちなんてものは1mmも考えていません。アフィリエイターや情報商材屋からは、購入者はうん●あるいはノータリン扱いされています。

 

この情報商材には返金保証あります。以下がその条件です。

①当商材を90日間試したことが分かるレシート等
②90日間試したことが分かるアルコール飲料のレシートもしくは、居酒屋のレシート

 

 

とのことですので、毎日お酒を購入して飲む必要があり、さらに、毎日お酒を購入したレシート90枚分を保存する必要があります。

金保証ありと語っていますが、実質無理です。もともとお酒が弱い人あるいは飲めない人がこの情報商材を買うので、毎日に飲める人はいないはずです。そこを上手に突いて売っています。はっきりいって購入者を舐めています。

 

https://geko-kokufuku.net/sakagamitaiti/henkinn/

では、毎日飲む必要がないと書かれていますが、もしその場合なら返金保証の“90日間”試したことをどう証明するのでしょうか。返金条件が“90日間の間”に試したことなら可能でしょうが。。。「必ず毎日する(お酒を飲む)必要はありません」と販売者本人ではなく、アフィリエイターが答えているのが怪しいです。金銭目的だけで記事を書いているので、このように情報商材アフィリエイターは嘘百八を並べて売り込んできます。購入後はどんなメールしても音信不通になるので、決して信用しないように。そのニーズを叶えられるのならいいのですが、こういう情報商材はまずそんなことはないです。

 

で、本題にはいります。このようなアフィリエイトサイト(ステマサイト)が横行しだすと、本当に顧客にとってためになるサイトかどうかをグーグルが判断できません。あまりにサイトの数が多いからです。それとキーワードにきちんと答えることが検索順位では重要だといわれていますが、一昔前と違い、現在多くのサイトでは当たり前にそれができています。記事の内容では判断できないからこそ、サイトの筆者のバックグラウンド(学歴、経歴、職業など)=E-A-Tでサイトの品質を判断するようになりつつあります。

 

人を騙すようなサイトがあまりに横行した結果、グーグルがコンテンツ(記事)の質の判断を筆者のE-A-Tに重きを置くということです。

 

たとえば、今回のお酒に弱いのを何とかしたい人に対しては、医療関係のサイトやビール会社などのサイトが参考になると考えられます。

 

ですので、「お酒 弱い」の検索ではアサヒビール麒麟麦酒、医療関係のサイトが上位です。

 

・イイタイコト

 

 検索エンジンでの目的は、ユーザーが求めている情報があるサイトを順位で表示することです。お酒を弱いのを何とかしたい人に対しては、きちんとそのニーズを解決できるサイトを上位に表示します。

 

ただ最近、あまりに糞みたいなアフィリエイトサイトが増えました。記事の内容は良いのですが、勧めているものがクソな商品で、顧客の悩みを解決できません。アフィリエイターは顧客の悩みを解決できる物やサービスを勧めるのではなく、アフィリエイト報酬が高く、承認率が高く、成果条件が簡単なものを勧めます。そのためなら、商品ランキングの順位、ランキングの基準を意図的にを変えたりします。市販の商品の方が性能が良くても、何らかの理由(返金保証がある、●●が監修、あの有名な××がすすめたなど)をつけて売り込んでいます。

 

またそれらのアフィリエイトのサイトの影響で、検索者もスレてきたので、YMYLではないジャンルでも、E-A-Tが必要となってきています。どんなジャンルやキーワードでも専門家が監修しているほうが検索者や消費者にとっては安心できます。だから、今後、どのジャンルどのキーワードでも検索順位を占める記事やサイトでは専門家が監修した記事になるはずだと私は予想しています。

 

 ここまでE-A-Tが重要だと口酸っぱく書いてきました。(笑)私自身も書くのが億劫になってきました。今の検索順位から調べた傾向そのような感じです。YMYLに関係ないジャンルやキーワードを選んでも、モノレコ、my bestなどが監修者ありきの記事を書いてきます。どのキーワードやジャンルを選ぶにしても、監修者については考えておいたほうがいいです。現在、監修者が必要なくても上位に表示することが可能なキーワードを狙う場合、監修者ありきの記事を書くことでライバルとの差別化も可能です。監修者が必要ないジャンルで勝負することを勧めるアフィリエイターもいます(私も勧めています)が、多くのアフィリエイターがそのジャンルに参入してきます。その結果、小さな飴玉にアリが群がるように飽和し、その上、監修者ありのモノレコなどが参入してきたら、終わりです。ただし、アダルトと情報商材アフィリエイトはモノレコ、my bestなどが参入してこないと思うので、そこが狙い目かもしれません。

 

 監修者がいないアフィリエイトサイトは、アフィリエイト目的のただのステマサイトだとグーグルは判断し検索順位を圏外に飛ばしたり、検索者も「どこの誰かもわからない門外漢がアフィリエイト(金)目的で書いた記事なんて誰が信用するか」と思うようになって、どんどんレベルが上がっていくようになると感じています。アフィリエイトの市場は年々広がっていますが、それに比例するように、価格コム、goo、excite、モノレコ、my bestなどの大手のサイトが参入してきています。今も購入に近いキーワード(俗に言うと稼げるキーワード)の「×× おすすめ」「×× ランキング」などの順位をどんどん大手サイトに押さえられていっています。今後、個人や中小企業ではこのアフィリエイトという市場で稼ぐことは難しいかもしれません。新しい戦略を考える必要があると私は考えています。